DWIBSがん検診とは?全身のがんリスクを一度に調べる最先端検査を解説

DWIBS(ドゥイブス)は、全身のがんリスクを一度に調べられる最新のがん検診です。

全身のがんリスクを調べる検査は、「PET-CT検診」がよく知られていますが、近年では、身体的負担がより少ない「DWIBS検診」を導入する医療機関が増えています。

がんリスクを手軽に調べたい方におすすめです。

今回は、DWIBSがん検診について、概要や見つけられるがんの種類、メリット・デメリット、費用等をご紹介します。この記事を読めば、DWIBSのすべてがわかるようになっています。

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DWIBSがん検査とは?

DWIBSがん検査とは?

DWIBS(背景抑制広範囲拡散強調画像)検査は、「全身MRI検査」とも呼ばれます。

全身のがんリスクを調べられるがん検査として、PET-CT検査と比較されることが多いです。

小さな病変を見つけることも可能ですが、単なる炎症等の場合もあるため、他の検査と組み合わせて、がんの診断をする必要があります。

DWIBSがん検査の特徴

DWIBS検査は、核磁気共鳴現象を利用して体内の断層写真を撮影するMRI装置により、頸部から胸部・腹部・骨盤までを一度に撮影します。通常のMRI検査との違いは、ほぼ全身を撮影することです。

がん組織のように水分子の動きが遅い部分を画像化して、がんの位置を特定します。 PET-CT検査は、放射性同位元素を用いたがん細胞の分布画像と、エックス線照射による体の断層画像を組み合わせ、がんの位置を特定します。

検査前の食事制限や被曝リスク等、受診者の身体的負担が大きく、さらに糖尿病の方は受診できない等のデメリットがあります。

DWIBS検査は、PET-CT検査と比べて身体的な負担が少なく、糖尿病の方でも受診することができます。

DWIBSがん検査の流れ

DWIBS検査の、一般的な流れをご説明します。 通常は、食事や運動等の制限はありませんが、予約時に指示があれば従ってください。

① 受診する医療機関に電話またはインターネットで予約を入れる。

② 検査当日は予約時間までに医療機関に行き、受付を済ませる。

③ 問診表に必要事項を記入し、医師から問診を受ける。

④ 検査着に着替え、MRI検査室で検査を受ける(30~60分程度)。

⑤ 2~3週間後に、自宅に検査結果が送付される。

DWIBS検査でよく見つかるがん

DWIBS検査で見つけられるがんとしては、例えば以下のものがあります。

  • 尿路系がん(腎臓がん、尿管がん、膀胱がん、前立腺がん)
  • 子宮がん、卵巣がん ・頭頸部がん(咽頭がん、喉頭がん)
  • 甲状腺がん
  • 肝臓がん
  • 悪性リンパ腫
  • 多発性骨髄腫

逆に、肺がんや胃がん等のような見つけにくいがんもあります。 見つけやすいがんと見つけにくいがんの多くは、DWIBS検査とPET-CT検査で共通しています。

しかし、DWIBS検査はPET-CT検査が苦手とする尿路系がんの発見に有用です。

DWIBS検査のメリット

DWIBS検査のメリットは、以下の通りです。PET-CT検査でのデメリットの多くは、DWIBS検査を代わりに受けることで解消されます。

  • 全身のがんを一度に検査でき、精度はPET-CT検査と同等である。
  • 通常は検査前の食事制限がなく、注射やバリウムを使用しないため、体への負担が少ない。
  • 被曝リスクがない。
  • PET-CT検査と違い、糖尿病や腎臓の疾患があっても受けられる。
  • 検査時間は比較的短い(30~60分程度)。
  • PET-CT検査で見つけにくい尿路系がんの発見に有用である。
  • PET-CT検査より検査費用が抑えられる。

DWIBS検査のデメリット

DWIBS検査のデメリットは、以下の通りです。一部は通常のMRI検査でのデメリットと同じです。

  • 肺がんや胃がんのように発見しにくいがんもある。
  • 現在は検査できる医療機関が限られている。
  • 他のがん検査と比べると費用が高い。
  • インプラントや人工関節、ペースメーカー等、体内に金属が入っていると受診できない。
  • タトゥーが入っている場合は受診できない。
  • 発見される病変が必ずしもがんとはいえず、他の検査と組み合わせて診断する必要がある。
  • 閉所恐怖症の方等、検査時の苦痛が大きい場合もある。

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DWIBS検査の費用

DWIBS検査の費用

DWIBS検査は、人間ドック等で任意で受ける場合は、健康保険の対象外で全額自己負担となります。

費用の相場は、5万~8万円程度です。PET-CT検査(10万円程度)と比べると、低めに設定している医療機関が多いです。

ただし、他の検査でがんの疑いがあると判定され、精密検査が必要な方が受診する場合は、健康保険が適用され1~3割負担となります。

自宅でできるがん検査キットを紹介

自宅でできるがん検査キットを紹介

ここまでDWIBSがん検査についてご説明しましたが、忙しくて検査に行けない方や病院が苦手な方もいらっしゃると思います。そんな方には、手軽にできるがん検査キットがおすすめです。

現在、多くのキットが市販され、ドラッグストアや電子商取引(EC)サイトで購入できます。 注意点としては、がん検査キットは診断用ではなく、あくまでリスクを評価するものということです。

しかし、キットを使用したことで医療機関で検査を受けるきっかけとなり、がんの早期発見につながった事例もたくさんあります。

ウェルテクト

「ウェルテクト」は、株式会社ウェルフォートが提供する健康管理をトータルサポートするヘルスケアサービスです。公式サイトから申し込みます。

「オンライン健康相談」「がんリスク検査」「血液検査」「遺伝子検査」の4つのサービスが含まれます。コンシェルジュによる検査の進捗サポートも受けられます。

「がんリスク検査」では、尿検査によるがんのリスク判定を年3回行うことができます。「高リスク」と判定された場合は、がんドック受診サービス(年1回、20万円まで無料)を利用することができます。

「遺伝子検査」では、唾液から抽出したDNAを用いた遺伝子検査で、がんや他の疾患の発症リスクの解析を行います。500項目以上の疾患の発症リスクを知ることで、生活改善に役立てることができます。

N-NOSE

「N-NOSE」は世界初の線虫がん検査キットです。線虫が尿中の「がん特有のにおい」に誘引される性質を利用しています。

ドラッグストアや公式サイトから購入できますが、人間ドックのオプションとして導入している医療機関も増えています。 全身15種類のがんについて、ステージⅠのがんリスクを判定することができるので、がんの早期発見につながります。

自宅で採尿して所定の方法で提出すると、約4~6週間後に検査結果が送付されます。「高リスク」の判定が出た方には、無料で結果の解説や今後のアドバイス等のアフターサービスを受けられます。

おうちでドッグ

「おうちでドック」は、自宅で数滴の血液と尿を採取して郵送するだけで、がんのリスクを調べられるがん検査キットです

がん以外にも生活習慣病を調べられるキットもあり、公式サイトから購入することができます。 男性用は「前立腺がん」「大腸がん」「食道がん」、女性用は「乳がん」「子宮がん」「大腸がん」「食道がん」のリスクが調べられます。

自宅で採血・採尿して郵送すると、検査結果が送付されます。また、無料で検査結果の説明や体の不調の相談等のアフターサービスを受けられます。

まとめ

まとめ

今回は、DWIBSがん検査についてご紹介しました。

・DWIBSはMRIによる全身のがんリスク検査で、PET-CTとよく比較される。

・見つけられるがんの種類は多いが、見つけにくいがんもある。PET-CTが苦手な尿路系がんの発見には有用。

・メリットは、PET-CTと比べて身体的負担が少なく、糖尿病でも受診できる等。

・デメリットは、検査機関が少なく、体に金属が入っていると受診できない等。

・検査費用の相場は、5万~8万円程度。

・病変が見つかっても、がんと診断するには他の検査も必要。

DWIBS検査は、現在は受診できる施設が多くありませんが、身体にあまり負担をかけず全身のがんリスクを調べることができ、メリットの大きい検査といえます。

今後、手軽にできる検査として普及することが期待されます。

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ご注意事項 リスク検査「ウィルテクト」の性質について:
当検査では、健常者とがん患者から得られた解析結果を照らし合わせ、リスクの度合いを情報として提示します。この検査は体内環境におけるリスクを把握することを目的としています。健康診断や精密検査などのメディカルチェックや疾患予防への対策検討等への参考として利用されます。

検査結果の有用性について:
診断を目的として実施する画像解析や血液・生化学検査等に代わるものではありません。また、体内にがんがあるかどうかを判断する検査ではありません。がんの診断にはがん種ごとに定められているガイドラインに基づく診断が必要です。

参考文献との関連性について:
紹介した検査は、参考文献の統計データを基にお客様の遺伝傾向を予測するものであり、現在のお客様の健康状態とは異なる場合があります。

医療行為との区別について:
当記事で紹介した検査は、医療行為に該当せず、診断ではありません。検査結果は医師の診断内容や処方箋を置き換えるものではありません。